初期研修
Junior resident指導医から[ Medical advisor ]
糖尿病・内分泌内科
Doctor 芳野 啓
糖尿病・内分泌内科医員

糖尿病
2型糖尿病に加え、1型糖尿病をはじめとするさまざまな病型・病態の糖尿病を経験できます。外来診療および治療支援入院では、主に慢性期の糖尿病の方を診療します。糖尿病性ケトアシドーシスや高血糖高浸透圧症候群などの急性合併症は、救急科と連携して対応しています。持続血糖測定器(FreeStyleリブレ 2、Dexcom G7) やインスリンポンプ(ミニメド™780Gシステム)などの糖尿病の医療機器を用いて先進的な治療にも取り組んでいます。
内分泌疾患
下垂体、甲状腺、副甲状腺、および副腎の内分泌疾患はホルモンの全身作用により、倦怠感、頭痛、多飲多尿、月経異常、皮膚・眼の異常など、非特異的で多彩な症状を呈します。高Na・低K血症、肝機能・筋酵素異常、心電図異常など検査異常からも疑うことが重要です。高血圧や糖代謝異常、骨粗鬆症などのcommon diseaseでも、若年性・難治性・原因不明な場合は内分泌疾患を念頭に置きます。ホルモン値は上位・下位の関係性や日内リズム、薬剤影響などを考慮して評価する必要があります。診断には病歴や身体所見、画像所見も加味し、必要に応じて分泌機能試験を実施します。このように、内分泌疾患の診断プロセスから治療まで一連の流れを研修で学ぶことができます。
肥満症
脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、BMI≧25であった場合に肥満とし、肥満に起因ないし関連する健康障害を合併するか、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする疾患を肥満症と定義されます。当院では肥満症治療として、食事療法、運動療法、行動療法ならびに薬物療法を行っています。特にGLP-1受容体作動薬(GIP/GLP-1受容体作動薬)による薬物療法は、島内では当院のみが処方可能です。代謝改善減量手術適応の場合は、神戸大学附属病院などの関連病院と連携して治療を行います。
専門分野 | 糖尿病・内分泌内科全般 |
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資格その他 |
日本内科学会認定内科医 日本糖尿病学会専門医 日本糖尿病学会指導医 日本内分泌学会専門医 |
所属学会 |
日本内科学会 日本糖尿病学会 日本内分泌学会 |
Comment
当科では、糖尿病、内分泌疾患、肥満症に関する診療を幅広く経験できます。ご興味のある研修医の先生は、ぜひローテートをご検討ください。