後期研修

Senior Resident

外科 基幹プログラム[ Surgery ]

淡路医療センター外科では2021年4月から『淡路・播磨地域外科専門研修プログラム』を開始しました。
»「淡路・播磨地域外科専門研修プログラム」(pdf)

センター概要

淡路医療センターは昭和31年に開院した兵庫県立淡路病院を前身とし、その後、平成25年5月1日には現・淡路医療センターに新築移転しています。現在は内科 外科をはじめ28の診療科を擁し、病床数は441床、常勤医師数は約130人でそのうち26人は初期研修医です。

センターの特徴

当センターは、淡路島内唯一の総合病院として地域医療の中核となり、肺癌や消化器癌などのがん診療と脳、循環器、外傷などを中心とした救急診療を2本柱としています。また、都会では見られない多種多様な疾病の治療を行う機会にも恵まれています。そのため、若い医師の人気は高く、毎年13人の初期臨床研修医を受け入れています。

外科の特徴

外科に関しては消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科に別れ臓器別に診療を行っていますが、各々の診療科長は神戸大学の同門であり、横の連携を密にした臓器横断的な外科診療を得意としています。
診療体制は消化器外科がスタッフ約8人、心臓血管外科がスタッフ約3人、呼吸器外科がスタッフ約2人であります。例年消化器外科で750例、心臓血管外科で350例、呼吸器外科で90例程度の手術を行っていますが、そのうち約3分の1は緊急手術となっています。
当科は神戸大学外科専門医プログラムの連携病院でもあるため、専攻医は消化器外科に3~4人、心臓血管外科に1人が在籍します。また、京阪神の救命救急センターなどから外科手術のトレーニングのために半年から1年程度の期限付きでAcute care surgeonを目指す若い医師が派遣されることもあります。

専門医プログラム

このようなセンターの特徴を生かすため、2021年度4月から当院を基幹とする外科専門医プログラムを立ち上げました。当センターと兵庫県立はりま姫路総合医療センター、宍粟総合病院、神戸大学医学部附属病院が連携して『幅広く総合的な外科医療を実践できる専門医の養成』を特徴とするプログラムになっております。

外科プログラム連携病院の概要

連携病院には扱う疾患や診療体制に特徴があり、神戸大学医学部附属病院は高度な先進医療を経験する機関として連携病院となっています。

宍粟総合病院

兵庫県宍粟市にあるへき地医療拠点病院。病床数は199床。兵庫県中西部にある人口約37000人の宍粟市の地域医療の中核を果たす病院。

神戸大学医学部附属病院

消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、乳腺外科、小児外科の分野を包括する外科学講座を有する病院。

兵庫県立はりま姫路総合医療センター

救急疾患、消化器外科疾患の豊富な製鉄記念広畑病院と循環器専門病院の姫路循環器病センターが合併した病床数736床の大病院。